【新唐人2015年12月23日付ニュース】
中国共産党のかつての大将、故羅瑞卿(ら ずいけい)の息子の羅宇(ら う)氏は、かつて、中国軍総参謀部で准将にあたる航空装備処長を務め、戦闘機改装連絡要員として米国に駐在していました。中国と西洋諸国の戦力比較について、羅宇氏の独占インタビューの続きです。
李沐陽(り もくよう)
「中国と西洋諸国では、どれぐらいの武器装備の差があるとお考えですか」
羅宇(ら う)
「戦闘機のエンジンの例をあげましょう。中国はイスラエルの試作戦闘機であった『ラビ』の設計ソフトを買い、現在の中国のJ-10戦闘機を作りましたが、それは米国の戦闘機F16撃破のためにイスラエルが設計したものなのです。しかし米国もイスラエルも、中国は少なくとも30年の遅れを取っているとわかっているので、F16が引退するその時にJ‐10がやっと飛べるようになることが逆算済みなのです」
中国当局に「未来の陸上戦の切り札」と称された99A主力戦車が、ロシア戦勝記念日パレードの第1回と第5回のリハーサル時に故障しました。その後、中国当局の「9.3」パレードの前に設計責任者の毛明(も めい)氏は公式メディアで同戦車の性能が頼りないものだと認めました。
李沐陽
「ロシアの戦勝記念日での戦車の故障についてどう思われますか」
羅宇
「どう思うも何もありません。中国の品質問題はあらゆる分野にありますから」
李沐陽
「今、中国では多くの人民が米国は仮想敵国だと考えています。仮に、ある日、本当に米中戦争が起きたら、勝てると思いますか」
羅宇
「戦争のことについて‘仮に’と簡単に言うことはできません。第二次大戦後、中国は米国、連合国軍と朝鮮で戦いました。父は関係者でしたから、私は多少知っています。今から見ると、それは間違った場所で、間違った時に行われた間違った戦争です。いずれにせよ、第二次大戦後、大国間において戦争で解決できる問題はないはずです。それに今の中国軍は役に立ちません。序列階級を売買するような軍隊に戦争ができるわけがなく、戦いが始まれば、全員投降でしょう。ネットで最近習近平が中国の最大の問題は信念と道徳の欠如だと話しています。信念のない軍隊が戦えるわけがありません。」
李沐陽
「中国の軍隊は一撃ですら耐えられないとお考えですか」
羅宇
「とっくに耐えられません。」
「六・四」天安門事件の後、羅宇氏は総参謀部航空装備処長の職を辞し、国を出て、中国の共産体制と決別しました。留まっていれば、総装備部副部長にすぐに昇任するはずでした。しかし、羅宇氏は後悔したことが一度もないと言います。彼の心の内は次回の「禁聞」で伺いましょう。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/12/21/a1242673.html (中国語)
(翻訳/小松 ナレーター/藤坂 映像編集/李)